循環器内科

循環器内科とは、心臓や血管など血液の循環に関わる臓器を専門にする内科です。
具体的には、高血圧や動脈硬化症、心不全、弁膜症、不整脈や狭心症・心筋梗塞、下肢閉塞性動脈硬化症などの病気が治療対象となります。
日本では食事の欧米化に伴い動脈硬化が進み、高血圧や虚血性心疾患(狭心症や心筋梗塞など)に罹患する方が増えています。また、心不全の罹患率は高齢になるほど上がることが分かっており、高齢化率が約30%(令和6年度時点)に達している日本では、今後も心不全の患者が急速に増えていくと言われています。
当院ではこれらの疾患の予防、早期発見、適切な治療介入と入院を防ぐことを念頭において診療にあたっています。
以下のような症状がある方は、一度ご相談ください
- 健診で「高血圧」や「心電図異常」を指摘された
- 動悸がする、脈が飛ぶ感じがある
- 階段や坂道で息切れしやすい
- 胸が締め付けられるように痛む、重苦しい感じがする
- 夜間や横になると咳や息苦しさが出る
- 足がむくみやすい
- 足が冷える
- 心臓にステントが入っている
- 過去に心臓病の既往がある、または家族に心疾患の人がいる
- 血圧が高い状態が続いているが治療をしていない
主な検査内容
当院では、以下のような検査を組み合わせて診断・経過観察を行います。
- 血圧測定・脈拍のチェック
- 心電図検査
- 胸部レントゲン
- 心臓超音波検査(心エコー)
- ホルター心電図(24時間心電図)
- 動脈硬化検査(血圧脈波検査:ABI)
- 血液検査(心筋マーカー、コレステロール、血糖など)
必要に応じて、連携病院での心臓CTや心臓カテーテル検査などの高度医療へ迅速にご紹介させていただく事も可能です。
心疾患や血管の疾患は、早期に発見し適切な治療をすることで、悪化の予防が可能な病気です。悪化させてしまう前に、「何となく気になる」などちょっとした体調の変化でもお気軽にご相談下さい。